歯の老化の原因は「歯の喪失」
口の中の老化は、歯の喪失という形で表れてきます。その原因のほとんどは、虫歯と歯槽膿漏の2つです。歯が失われると物が噛みにくくなり、食べる楽しみも半減してしまいます。
咀嚼能率でわかる「歯1本」の影響
歯を失うことで、食物を噛みくだく度合い(咀嚼能率)がどう変化するのか調べてみます。
- 歯が全部そろっている人:100%
- 臼歯が1本ない人:50%強
- 臼歯が2〜3本ない人:30%程度
全ての歯がそろっている人に比べ、大臼歯が1本なくなっただけで咀嚼能率は50%以下になり、臼歯が2〜3本なくなると30%以下にまで低下します。歯1本の有無は、思っている以上に大きな影響を与えることがわかります。
噛めないことが引き起こす体への負担
若いうちはあまりこたえませんが、中高年になると咀嚼が不十分なことで内臓へ負担がかかり、胃腸障害などの疾患につながっていきます。また、偏食気味になり、生活習慣病にもなりやすくなります。どの疾患へも負担がかかることがわかります。
「噛むことができる」ことを、日々の咀嚼習慣として大切にしていきたいものです。
記事監修:上田歯科医院 院長 上田 雄平


